音は長さと響きであり、抑揚は強さと音と音の相対力である。
言語が持つ『音』と『抑揚』の感覚の違いはそれぞれの言語を使う民の感覚の違いにも関係する。
達歩という言語感覚がある。そう捉えている。身体感覚でもある。
自然界の『音』と『抑揚』に感性を開くと石の言葉や水の言葉、海の言葉が聞こえてくる。
達歩はそうした言葉の要素を皆と共有する為に伝えている。
先人の知恵や西洋の音階や東洋の陀羅尼や私の経験智や身体というフィルターは通すべくして通している。
私と皆との響き合いのバランスを考え、作品を作り、またバランスを見ては作品を変化させている。
言語が時代と共に変わるように。
たくさんの人との関わりが作品を作りあげ、新しい言語感覚として未来を創る。