まず、資源には限りがある。
資源を消費する発想に基づいた経済がこのまま大きく発展していくはずはない。
つまり、無限の経済成長はあり得ない。
ただ、終わりを先延ばしにするような目先の方策をしている時ではない。
では、どう動けば良いか?
歴史がヒントをくれる。
何が残り、何が今も人々の救いとなっているか。そして、これからも変わらず救いとなるか?
内なる感覚がヒントをくれる。
一人の幸福感より、全体の幸福感はどこから顕われるか。
慎み、落ち着き、思いやり、快く響かせる。
「少欲知足(しょうよくちそく)」
「小さな欲が満たされることで、足るを知る」
個人を始め、経済や政治が目指すのもそこではないだろうか。
それこそが大欲ではないだろうか。