「人間とは立場を生きる生き物である。」
と、あるお寺の掲示板に書かれていた。
なるほど、そういう見方もある。
同じ人間なのに、皆、違いの方にばかり目を向ける。
立場が違う。役割が違う。その言葉は腑に落ちる。
では、自分の立場とは、自分の役割とは何であろうか?
きっと、出会った人たちが言わずとも態度で示してくれている。
皆の中で、私に、こうあってほしい在り方があって、私はそれを察し、その役割を演じている。
自分という概念はあるようで、本当はないのではないだろうか。
いろいろな人と出会う事。できるだけ心を開く事。できるだけ感じ取る事。
今、少しずつ何かを放そうとしている。それは1つの立場かもしれないし、1つの役割かもしれない。
しかし、私が何かを感じて行動するという本質は常に変わらない。