ASAKI’s blog

ASAKIのつれづれなる日記

捕らわれる心(The Road to The"On Zinen")

この世界の網に捕らわれているという感覚。

幻と知りながら、そこに捕らわれていないと繋がりを感じられなくなるという不安。

感じる事の恐れ、感じない事の怖れ。

人間に背負わされている十字架。

能力の不平等=雑多な個性。

様々な視点=様々な解釈。

全ての人間がこの世界の仕組みを知ったとしても、欲が消えるわけではない。

欲がある限り、人間は増え続け、人間が増え続ければ、目に見える資源はいつか尽きる。

生きる為に殺す。

この世界の絶対的な法則に気付いても、それを隠しても、それを悪と見なしても、それを正当化しても、本質は変わらない。

変わらないものが本質である。

同じ人間ではないか。

同じ人間でしかない。

老いも若きも、男も女も、悪も正義も、愚者も賢者も、この地球の重力のもとで、光の早さで映る景色の中で、呼吸し、欲し、捕らわれ続ける。

今、捕らわれているものをふと、手放したとしても、また何かに捕らわれざるを得ない。

ならば、失う事を怖れず、幻と知りつつ、大いに捕らわれてやろうと思う。

そして、痛みを抱えながら、醜さと愚かさを抱えながら、大いなる自然の愛に、憧れ続けようと覚悟する。

自分の中にある自然(Zinen)に帰依しようと発心する。