今日はお二人の盲目の方に会った。
一人は、ピザ屋のバイトの配達先で。
旦那さんを去年無くして、今はお一人ですべてやっているらしい。
健常者ではないけれども、また頼んでもいいかしらと言って下さった。
もちろんです。是非!
おつりの150円はとっておいてと言って、帰り際に少し柔らかい表情になってくれた。
目が見えないからこそ、見える事や感じる事があり、そこで何かが通じあえた事に私は暖かい気持ちにさせてもらえた。
もう一人はタップの自主練の帰りに、その人は杖で足もとを確かめながら少し不安げに歩いていた。
初めて来る場所を歩いているようだったので、
どこに行くんですか?
と訊ねると
大丈夫です。
と言われてしまった。
いろんな事情があるのだろう。
本当の思い遣りとは、ただ相手を尊重する事。
私は分かりました。と柔らかく答え、その場を後にした。
いろんな人が毎日を生きている。
いろんな出会いが毎日ある。
ASAKI