今、この状況を、私は敢えて変化のチャンスと捉えます。
不謹慎と言われるかもしれませんが、震災も、被災も、また私が今こうして生きているということも、いい、悪いで判断する事ではなく、現実そのものです。
そして、予想しなかった現実が今あるという事です。
まわりに困っている人がいれば助けよう。
それは人間の本性です。私はそう感じます。
それが、困っている人がいない状況が一寸前、この日本にあった気がするのです。
その状況において、人は何か、人間性というものを見失った。喪失した感覚さえ持っていたような。
今、見えない人を思い、苦しんでいる人を思い、涙する人が溢れています。私もそうです。
人間とはみんな家族で、痛みを分かち合いながら生きるものであると感じています。
本能的な衝動を感じます。
みんなで少しずつ我慢して、支え合って生きていく。
そんな理想を理想として、嘲笑していた時代が終わろうとしている気がします。
逆にこれで変わらなければ、私たちに変わるチャンスはないと思います。
私たちが変わる事で世界を変える中心になっていく気がします。